「腕を真っすぐ振る」
「着地はつま先(またはカカト)から~」
「腰を高い位置で」
など、ランニングフォームに関して本やネットであらゆることが掲載されていますが、
あれこれ考えても思い通りに体は動いてくれない(詳細は下記リンクから)ので、何も考えずに走るだけでランニングフォームが改善される
練習方法をお伝えします。
結論:坂道を走れば自然とフォームが改善される!
いやー、坂道って言葉を聞くだけで抵抗感を持たれる方も少なくないですね(笑)
上り坂を走るってかなりしんどいですし。
でも、それでランニングパフォーマンスが向上するなら、やらないとモッタイナイですよ!
〇ランニングフォームが改善される理由
坂を上ろうとするとき、上体を前に倒さないと進まないですよね?
実はこれって、平地を走る時も同じでなんです。上体を前に倒せば自然に脚が前に出てくれます。
平地だとどうしても「脚」から前に進もうとしてしまうランナーが多いのですが、
坂道で「脚」から進もうとすると上れません。疑われる方は試しにやってみてください(笑)
だから、坂道を走ると効率の良いランニングフォームが身に付くんだ、
ということをご理解いただけたと思います。
〇上体よりも脚から前に進むとどうなるのか
・着地の衝撃をほとんど腰から足だけで受け止めることになる
→その結果、腰~足のどこかに負担がかかり続け、ケガをしてしまうリスクが高くなる
これでは、継続したトレーニングが難しくなり、ランニングから距離を置いてしまいたくなりますね。
実際、痛みが続きすぎてランニングを辞めていかれる方もたくさん見てきましたし、
本当にこれは長年続いている負の連鎖ってやつですね。
フォーム以外にも4つのメリットがある
坂道トレーニングは、ランニングフォームの改善だけにとどまりません。
①心肺機能の強化
坂を駆け上がるということは当然心拍数が上がるので、自然と心肺機能が鍛えられます。
②脚筋力が向上
パワーが必要とされるので、ひたすら走るだけで脚にチカラがついてきます
③お尻の筋肉がつく=スピードが出る+着地バランス◎
スピードを出すためには、ただ力づくで走るのではなくお尻のチカラを活かすことで無理なくスピードが出るようになります。
また、着地のバランス力も向上するので、後半のスタミナロスも防ぐことができます!
時短トレーニングになる
仕事や家事で忙しくあまり時間が取れない人でも、30分程度の練習でしっかり追い込むことができます!
損するとしたら、坂を上っている間はちょっとシンドイ・・・ということでしょうか(笑)
でも、それで自分が強くなれるなら辛抱できますよね!?笑
坂道トレーニングの実践方法
では、ここから実際にどのようなメニューをやっていくのかをお伝えしていきます。
(走力レベルや体調に合わせて、距離・本数はご自身で調整してください)
※強度が高いので週1回のトレーニングでOK!
初心者向けの坂道トレーニング
①アップダウンのあるコースをグルグル周回20~30分
または
②上り80~100mダッシュ×5~10本
・ペースはさほど気にしない
・下り坂はゆっくりランまたはウォーキングでOK
※膝などに痛みがある時はムリをしない
※下り坂を走るほうが衝撃大きい
中級者向けの坂道トレーニング
【上り100~200m×6~10本】
↑が慣れたら、
【200~400m×6~10本】
・上りはほぼ全力(ただし、倒れ込むようなペースは✖)
・下り坂はゆっくりランまたはウォーキングでOK
※膝などに痛みがある時はムリをしない
※下り坂を走るほうが衝撃大きい
まとめ
坂道を走るだけで、
・ランニングフォームが改善される
理由→体を前に運ぶ動作が自然に身に付くから
ぜひ普段のトレーニングに取り入れてみましょう!