「ランニングを始めたけど、走るたびに足が太くなっているような気がする・・・」
「なんで太くなるの?細い人はどうやったら細くなっているの?」
というお悩みを持っている方が多くいらっしゃいます。
この記事では、ランニングで足が太くなるランナーと細くなるランナーの違いを解説していきます。
体幹を使える走り方をすれば、足が太くならない
ランニングを始めて、今まで使ってこなかった筋肉量が増えることによって一時的に太くなったり、
むくみによって太くなることはあります。
しかし、筋肉量が増えるということは基礎代謝(休んでいる時に消費するカロリー)も上がるため、
脂肪が徐々に燃焼されていきます。
なので、それを継続していけばランニングで足が太くなることはありません。
足が太くなるランナーとならないランナーの違い
では、なぜ体幹を使えると足が太くならないのかを解説していきます。
ランニングは、自分の体をどれだけ早く目的地(ゴール)まで移動するかというスポーツです。
早く移動するためには、
・ムダのない重心移動(上半身の姿勢)
・腕振り
・着地
など、全身の動きが伴います。
細くなるランナーは足の力ではなく、体幹部分もしっかり使うことでムダなく体が前に進んでいきます。
実業団などのトップランナーを観ても分かるように、足の太いランナーはほとんど目にしたことがないと思います。
足が太くなってしまうランナーは、上半身よりも下半身をメインに使って走っているため、
足の筋肉が発達していきます。
太くなる人は、足の力に頼るフォームになっている
筋肉をたくさん使えば使うほど成長していくので、足が太くなってしまう方の多くは、
「足に力が入る走り方」になっていると言えます。
足に力が入る人の特徴
・猫背(骨盤後傾)
・しゃがんだ時に膝がつま先より前に出てしまう
・片足立ちでバランスが取れない
上記のような特徴の人は、繰り返し足に力が入る走り方になってしまうので、
時間が経つにつれて足の筋肉(太ももやふくらはぎ)がパンパンに張って疲れが溜まっていきます。
改善するためのトレーニング
足だけに頼った走りではなく、体幹を使った走り方はどのように取り組めば改善するのかを解説していきます。
体幹トレ① 15回×2セット
1.両腕を上げ、手と手を向かえ合わせます。
2.肘を肩よりも後ろへ下げていきます。(肩甲骨を内側に寄せるイメージ)
この運動は、お腹と背中の筋肉を大きく動かし、上体が前に倒れる動きを作ります。
これが出来ると重心移動がスムーズに出来るようなります。
極端に言うと上体が倒れれば、転ばないように足が勝手にあとからついてきます。
この時、足の力が入っていないことに気づかれるはずです。
体幹トレ② 左右各10回×2セット
1.片肘をつき、もう片方の腕を上げたまま体を一直線にします。
2.片足を上げて、体をひねってから1の状態に戻ります。
お腹+背中+お尻の筋肉に刺激を入れることにより、全身のバランスを高めていくトレーニングです。
体の軸をひねることで、よりランニングに近い動きになります。
これができると重心移動や左右のバランス、着地が自然に改善されていきます。
動き作りは繰り返しおこなおう
残念ながら、数回で足が細くなることはありません。
これまで生活してきた中で、今の動作が作られクセになっているため、
そう簡単に動作は変わらいないのです。
でも諦めないでください。まずは3ヶ月。
また、心身のコンディションによっても体の使い方というのは日々変化します。
どんなトップランナーでも調子の良い時もあれば、何かのキッカケでケガをして、
それをかばいながら走ったりすると変なクセになって、違う箇所を痛めてしまうこともよくあることです。
人の体(=動作)というのはちょっとしたことでも変わるため、ランニングを続けていくのであれば、
今回ご紹介した体幹トレなどの動き作りを継続的におこなっていきましょう。
実際に走っている時はフォームを考えなくていい
ここまで走り方についていろいろと述べてきましたが、実際に走る時は「腕振り」や「着地」などを
考えることはしなくても大丈夫です!
走りながら意識してもイメージ通り動ける人は中々いません。
詳しくは下記ページをご覧ください↓
まとめ
足が太くなってしまうのは「ランニングをしたから」ではなく、「太くなる走り方になっているから」
ということをお分かりいただけましたか?
ランニングは全身運動です。しっかりと体幹を使うことで、よりラクに走ることができます。
ぜひ、諦めず取り組んでくださいね!