マラソンの知識

狙ったマラソン大会での失敗談(福岡国際マラソン)

この記事は、初めて福岡国際マラソンに出場した際、2時間30分切りを狙ったものの、失敗に終わったというお話です。
失敗は誰もがしたくないものですが、そこから学べるものがたくさんあります。
どんな風にして失敗したのか、参考までに読んでみてください。

最初に結果をお伝えしますと、、、

2時間30分切りを狙ったものの、後半大撃沈して2時間40分を超えました。

撃沈した5つの理由

①2日前に現地入りしてムダに動き回った

②初出場、そして国際マラソンということで浮足立つ

③防寒対策が出来ず、心が折れた

④レース10日前のハーフマラソンで自己ベストを出し、ピークが過ぎていた?

⑤気持ちの余裕が全くなかった

それぞれを検証してみる

①レース2日前に現地入りしてムダに動き回った

金曜に現地入りして、本来ならムダに動き回る必要も無かったのですが、
大濠公園を走ったり天神の街を歩きまくっていました。

土曜には知人2名が応援に来てくれて、一緒に福岡タワーに行ったり、とにかく何かしてないと落ち着かなかったです。

②レース当日は朝からムダに1人でバタバタ

レースは12時10分スタートということで、昼時にレースを走ったこと自体が初めてでした。

朝起きて何をすればいいのか、どのタイミングで食事を摂るのか、今思うと1つ1つを考えすぎていました。

6時くらいに目覚めたものの、じっとしていられなくなって20分ほど朝ランへ。

8時には朝食を食べ終え、10時過ぎに会場入り。控室のプレハブの中には速そうなランナーさんたちでいっぱい。

自分がどうこうではなく、周りの人の雰囲気に圧倒されて、心ここにあらず状態でした(^^;

ウォーミングアップ時も景色を全く覚えていません。

そんな状態のままスタートラインへ。

防寒対策が出来ていなかった

いざスタート。10㎞通過も35分ちょっと(3分30~35秒/km)で予定通りのペースでした。

しかし、間もなくして体に余裕を感じなくなり、中間点あたりでは雲行きが怪しくなりました。

徐々にペースが落ちてきて、何とか最小限に抑えたかったのですが、

31.6kmの折り返しを機に猛烈な向かい風、そしてみぞれ・・・

ペースダウンした上に冷たいみぞれと強風で体が硬直状態になって、ペースも5分/kmをオーバー。

手袋履いたまま給水したら濡れて指先の感覚が無くなり、最後のほうは腕を振ることすらできませんでした。

こういったコンディションで走ったことも初めてだったので、全く防寒対策が出来ていなかったことを学びました。

レース10日前のハーフマラソンで自己ベストを出し、ピークが過ぎていた?

実はレース10日前に初めて名古屋に行ってハーフマラソンを走っていて、自己ベスト(1時間12分12秒)を出していました。

その時は本当に軽く走っていたというか、全力を出し切った感じでもありませんでした。

フルで2時間30分切りを狙うなら、もう1~2分速く走りたいところですが、余力も残していたので福岡では30分切りいけると自信だけはあったんです。

ただ、結果的にはここがピークだったのか、本番では大失速に繋がってしまいました。

ピーキングの大切さを痛感させられました。

気持ちの余裕が全くなかった

もう、この一言に尽きると思います。

気持ちの余裕がなければ、中々自分の持っている力を発揮することは難しいでしょう。

マラソンでも仕事でも何でも。

でもでもでも・・・

当然ながら気持ちだけの問題ではありません!

⑤を読むとメンタル的な問題だけかよと思われそうですが、そうではありません。

レースまでの練習過程、走る事以外での心身の状態(人間関係やケガ)など、あらゆる物の影響が間違いなくあります。

失敗した悔しさは15年以上経った今も覚えています。

失敗したことを振り返って、次回以降にどう活かすのか、それは前に進むために重要な作業だと思っています。

人間誰もが同じ失敗をしたくはないと思います。

まとめ

私がレースで失敗した要因は、

①レース前にムダに動き回った

②レース当日の過ごし方を知らなかった

③防寒対策が出来ていなかった

④ピークが過ぎていた

⑤気持ちの余裕がなかった

こんな感じです。

皆さんには私のような失敗を経験してほしくありません。

何か1つでも参考になれればうれしいです。

 

ABOUT ME
おしん
妻より遅くなった元福岡国際ランナーです(笑)自己ベストは2時間31分台。 2021年現在、37歳、1児の父。 高校まで野球部。その後、独学でマラソンに取り組む。いわゆる市民ランナー。 当ブログでは、初心者ランナーをメインに、これまで自分が培ってきたランニングのノウハウ、鍼灸師として痛みやケアについての解説を書いています。 千歳市のRunupという小さなランニングスタジオのマネージャー。