いつかフルマラソンを走りたい!
もうすぐ大会がある!
まだ大会に出場されていない方は「そもそも自分がどのくらいのタイムで走れるのか予測もつかない」
という想いをされているのではないでしょうか。
そういった方に、当記事では「フルマラソンの目標(予測)タイムを決める方法」をご紹介しています。
ぜひ参考にしてください(^^)
マラソンの目標(予測)タイムを決める方法
ここまで読んでいただている方は、もうすでに10㎞やハーフマラソンを経験済みでしょうか?
たとえ大会で走ったことがなくても、普段のトレーニングで経験していれば全然大丈夫です(^^)
これからご紹介する方法は、ハーフマラソンまで走れていればある程度の目標(予測)タイムを
計算することができます!
10㎞もハーフも記録ないから計算できない!という方は、12分間走にチャレンジしてみてください(^^)
持久係数で計算しよう
ん?持久係数ってなに?ってなりますよね(笑)
これは、10㎞またはハーフマラソンを走ったときの記録(タイム)を元に、
フルマラソンのタイムを予測するために使う係数です。
カンタンに言うと、10㎞またはハーフマラソンのタイム+下記の持久係数をかけばOKということです!
①フルマラソン未経験の場合
10㎞またはハーフの記録(タイム) × 持久係数 = フルの予想タイム
②フルマラソンを1度走ったことがある場合
フルのタイム÷10㎞またはハーフの記録(タイム) = 持久係数
フルマラソン未経験の方は①を計算
フルマラソンを1度走ったことがある方は、②で持久係数を出してから①の計算をしましょう。
持久係数の一覧表
以下が、基準となる持久係数の一覧表です。
10kmのタイム | スタミナ型の持久係数 | スピード型の持久係数 |
---|---|---|
〜30分 | 4.5 | 4.65 |
〜35分 | 4.55 | 4.7 |
〜40分 | 4.6 | 4.75 |
〜45分 | 4.7 | 4.85 |
〜50分 | 4.8 | 4.9 |
〜55分 | 4.9 | 5 |
55分〜 | 5以上 | 5以上 |
ハーフのタイム | スタミナ型の持久係数 | スピード型の持久係数 |
---|---|---|
〜1時間10分 | 2.08 | 2.12 |
〜1時間20分 | 2.12 | 2.15 |
〜1時間30分 | 2.15 | 2.18 |
〜1時間40分 | 2.18 | 2.22 |
〜1時間50分 | 2.22 | 2.3 |
〜2時間 | 2.3 | 2.4 |
2時間〜 | 2.4以上 | 2.4以上 |
(表はランナーズ2012年9月号より)
スタミナ型とスピード型の解説
ここでは、表にある「スタミナ型」と「スピード型」について、細かく解説していきます。
筆者の初マラソン時のタイムを参考にしています。
計算が苦手だったり、特に興味がなければスッ飛ばしてください(笑)
タイムに強いこだわりがある方だけお読みください。
そうしないと、もう読む気が起きないと思います(笑)
スタミナ型とスピード型の解説(筆者の初マラソン当時のタイムで計算しています)
・フル1ヶ月前→ハーフマラソン1時間18分43秒
先ほどご紹介した①の計算式に当てはめてフルのゴール予想をしてみると、
78.7分×持久係数2.12~2.15=166.8分~169.2分
2時間46分48秒~2時間49分12秒が予想されるタイムとなります。
実際初フルは2時間45分52秒でした。ここで持久係数を出してみましょう。
2時間45分52秒(フル)÷1時間18分43秒(ハーフ)=持久係数2.108
(計算式→165.9分÷78.7分=2.108)
上記表を見ると、ハーフ1時間20分以内はスタミナ型2.12 スピード型2.15となっています。
持久係数の数値が低いほどスピードが不足して、逆に数値が高ければスピードよりも持久力が低いということがわかります
筆者は2.108なのでスタミナ型=完全にスピード不足です(笑)
持久係数を出す時は、できるだけ直近のタイムを!
計算方法はご紹介した通りです。
計算をする際に気を付けていただきたいのは、数年前の記録をそのまま当てはめようとしないでください。
数年前と現在では走力が違ってくるはずです。
理想は、フルマラソンを走る前の直近2~4週間のタイムを元に計算してください。
もし直近でレースがなくとも、現在地を知るという目的で10㎞やハーフを練習で走ってみるといいですね!
まとめ
まだフルマラソンを走ったことがない方は、下記①を計算してフルの予想タイムを算出してみましょう。
1度走ったことがある方は、②で持久係数を出してから①を計算してくださいね!
①フルマラソン未経験の場合
10㎞またはハーフの記録(タイム) × 持久係数 = フルの予想タイム
②フルマラソンを1度走ったことがある場合
フルのタイム÷10㎞またはハーフの記録(タイム) = 持久係数
あくまでも予測タイムとなるものですが、実際のタイムとさほど差が出ないので、
ぜひ参考までに計算してみましょう!
そして、それを元にトレーニング内容も工夫してさらに今の自分を超える走りを目指してくださいね(^^)