ランニング初心者

マラソンのペース配分の考え方と、初心者にオススメしたい走り方をご紹介

この記事では、マラソンにおけるペース配分について書いています。

①先行型②イーブン型③ネガティブスプリット(後半)型の3パターンがあり、

それぞれの考え方と初心者ランナーにオススメしたいフルマラソンのペース配分の仕方をご紹介しています。

初めに結論から申し上げますと、初心者ランナーにはネガティブスプリット型をオススメします!

3つのペース配分

まず、①先行型②イーブン型③ネガティブスプリット(後半)型がどういったペース配分なのかを解説します。

①先行型

前半から積極的に攻めて、レースペースより速いペースで進めていきます。

後半、特に30㎞前後辺りからペースが落ち始めてきやすいので、どれだけ粘れるかがカギになってきます。

例えて言うなら、「前半貯金して、後半に少しずつ貯金を切り崩していく」イメージです。

②イーブン型

スタートからゴールまでペースの変動が少なく、最小限のロスで走り抜くのがイーブンペースです。

前半も後半もペースに差がなく走れれば、安定した走りが可能となり効率的です。

③ ネガティブスプリット(後半)型

前半は¨とにかく我慢¨してレースペースより少し遅いペースで走り、後半に少しずつペースを上げていく走法です。

先行型と逆パターンで、「前半借金して後半に返済し、少しでも貯金を作っていく」そんなイメージです。

現代のマラソン界でもケニアなどのトップランナーたちや大迫傑選手もこの走り方を頻繫にされて結果を残しています

トレーニング同様、ペース配分にも正解、不正解はありません。

次に、①先行型②イーブン型③ネガティブスプリット(後半)型、

それぞれのメリットとデメリットを体験談を交えてお話します。

①先行型

メリット

→前半から果敢に攻めて、後半のペースダウンも最小限に抑えられればタイムが出やすいです。

デメリット

→ペースが速すぎると、後半のペースダウンが大きく貯金よりも借金が膨らんで痛い目に遭いやすいです。

私も最初の数回経験済みです。

②イーブン型

メリット

→ペースの変化が少ないので脚や心肺への負担が少な く、レース自体安定しやすいです。

デメリット

→後半からペースを上げるのが結構キツイので、何かのキッカケでペースが落ちてくると対応しにくいです。

そして、もう少しやれたのではないかと思う事が多々ありました。

③ネガティブスプリット(後半)型

メリット

→前半多少なりとも余力を残して走っているので、後半元気になって走りやすく、

前にいるランナーを1人1人追い抜いていくことで更に元気になってきます。

デメリット

→前半抑えすぎて、後半ペース上げても目標タイムに届かないことが起こります。

私が自己ベスト(2時間31分台)で走った時も、

前半ハーフが1時間17分で、後半ハーフが1時間14分でした。

後半は3分30秒/km前後で走りましたが、前半の借金が大きくてサブ2.5(2時間30分)切りは夢で終わりました。

このように、どの走法にも一長一短が存在します。

なぜ私はネガティブスプリットが良かったのか?

人それぞれの走り方があると思いますが、私自身としては、

前半欲張ってペースを上げて後半撃沈するより、ゴールまで元気に走っているほうが楽しいのと、

翌日以降の疲労の残り方も①②に比べて少なく感じているので、ネガティブスプリットが1番気に入っています。

まとめ

・マラソンのペースには①先行型②イーブン型③ネガティブスプリット(後半)型がある

①先行型は前半貯金作って後半に少しずつ貯金を切り崩す走り方で、

最後まで行ければ大幅な記録更新が望めるが、後半撃沈する可能性も秘めている。

②イーブン型は、脚や心肺への負担が小さく、最後まで安定した走りをしやすい。

ただし、100%出し尽くせたのかどうかは分からない。

③ネガティブスプリット(後半)型は、前半セーブして後半ペースアップしていく走り方。

後半にかけてペースが上がり、最後まで楽しく走ることが可能になる。

ただし、前半抑えすぎると目標タイムに届かないケースあるため、

抑えすぎないようにするのが大切。

・③の走り方を練習でもレースでもすると、翌日の疲労度が①②に比べて軽い(完全な私見ですが)。

私は③をオススメしますが、もちろん先行型やイーブン型も経験してみて、

ご自身に合った走り方を見つけてみてくださいね!

ABOUT ME
おしん
妻より遅くなった元福岡国際ランナーです(笑)自己ベストは2時間31分台。 2021年現在、37歳、1児の父。 高校まで野球部。その後、独学でマラソンに取り組む。いわゆる市民ランナー。 当ブログでは、初心者ランナーをメインに、これまで自分が培ってきたランニングのノウハウ、鍼灸師として痛みやケアについての解説を書いています。 千歳市のRunupという小さなランニングスタジオのマネージャー。