この記事では、初出場の福岡国際マラソンの失敗を元に、翌年リベンジを果たすまでにやったこと、行動の仕方を記載しています。これから先、マラソン大会出場を予定している方に参考にしていただけば幸いです。
まず結果をお伝えしますと、、、
前回の失敗を活かして自己ベスト更新!
前回の失敗とは?
①2日前に現地入りしてムダに動き回った
②初出場、そして国際マラソンということで浮足立つ
③防寒対策が出来ず、心が折れた
④レース10日前のハーフマラソンで自己ベストを出し、ピークが過ぎていた?
⑤気持ちの余裕が全くなかった
こういった理由でした。
リベンジ出来た要因は?
①落ち着きがあった(ここ大事)
②防寒対策
③給水、補給の取り方
④イメトレの繰り返し
⑤ネガティブスプリット
それぞれの解説
①落ち着きがあった
今回の1番大事な前回走ったことでスタートまでの過ごし方を把握できたのが1番大きかったです。
前回は食べるタイミングやアップ時の動きなど、1つ1つの行動がアタフタしてましたが、
2回目は落ち着いて過ごせました。
初回は周囲の動きをチラチラ見ながら、「みんながアップに行ったから自分も行かなきゃ」みたいな空気に流されてましたが、気にせず自分のリズムで過ごすことに集中しました。
②防寒対策
2回目も初回同様、気温も1桁で降水確率も50%くらいだったので、防寒対策をこれでもか!ってくらい準備しました。
・ホットクリームを全身に擦り込む
・指先と腕がカチカチになった経験を踏まえ、アームウォーマー、防風機能のあるグローブ着用
・ランシャツの下にTシャツを着て、雨が降ってもいいように防水スプレーをかけた
③給水、補給の取り方
給水は国際マラソンだけあって非常にシビアで、ミネラルウオーターしかありませんでした(ここ数年はスポーツドリンクあります)。なので、自分である程度準備しなければなりません。
ただ、色々持って走るのはストレスになるので、必要最小限の物にしました。
準備した物
・アミノバイタルプロ×3本(10㎞、20㎞、28㎞、35㎞)
・エネルギーゼリー×1個(手袋の中に入れていた)
以上でした。サプリ等は日頃の練習でも試していたので、普段から摂るタイミングや効能を肌で感じていました。
いきなりレースで新しいことをするよりも、練習の時から色々試しておいたほうが安心して走れます。
④イメトレの繰り返し
レース1ヶ月くらい前から、レースを想定したイメトレを繰り返しました。
・起床後にすること
(例:朝ランor散歩、朝食の内容)
・会場入りの時間と方法(例:徒歩or公共交通機関orタクシー)
・レース展開(5㎞毎のペースをイメージ)
・ウォーミングアップでやる事の確認
・コースの特徴の確認、天候のイメージ
・ウェアの選別
こんな風にレース当日の流れを考えるようになりました。
⑤ネガティブスプリット
ペース配分には色々と議論がありますが、個人的にネガティブスプリットを推奨しています。
先行型やイーブンペース型もありますが、私は前半よりも後半のペースが速いネガティブスプリットが走りやすいです。
このペース配分については様々な見解があります。
ネガティブスプリットについて、個人的な見解を述べているページがありますので、良かったら下記リンクからご覧ください。
勘違いしてはいけないこと
今回は上記のようなやり方がうまくいきましたが、毎回同じことしても同じような結果は出ません。
それは、その時その時で体調が違うからです。絶好調かどうかも走ってみなければ分からないです。
TVでもよく「調子はどう?」という質問が見受けられますが、実際当日走ってみなければ分からないと思います。
自分では調子が良いと思っていても結果が出なかったり、その逆も然りです。
なので、うまくいったことを毎回繰り返すよりは、
その都度、レースまでの練習過程や心身の状態を把握したりして、
自分なりのやり方を見つけていくことが必要だと思います。
50回以上フルマラソン走っても、いまだに「これが正解だ!」ということはありません。
毎回ベストを出すのはほぼ不可能なので、色んなことを経験していって、
市民ランナーは自分独自の練習方法、調整方法などを模索していかれることをオススメします。
また、それがマラソンの面白いところだと思います。
中々100%の満足したレースをすること自体が難しいですし、もし理想通り走れたとしても、
そこで満足せず、「あそこをもう少し〇〇出来たかな?」など、
改善するところが1つも無かったか振り返るのも重要ですし、それがまた1ランク上に上がるためのヒントになるでしょう。
まとめ
①平常心が大事
②防寒対策する
③給水、補給は練習の時から試す
④レース前、レース中を常にイメトレする
⑤ネガティブスプリットで気持ちよく後半ペースアップ
おまけ
結果が出る、出ないに限らず、もっと良い方法が無いか、やれることは他に無いか考え続けることです。うまくいったことをずっとやり続けるのが悪いことではありませんが、いつか壁にぶつかって停滞を招きます。自分自身がそれを実感しております。