2003年に初フルマラソンに挑戦する際、最後の調整で大失敗して、
レースも大撃沈して失敗しました。
この記事では、読んでくださっている皆さんが私のような事にならないよう、失敗談をお伝えしています。
まず、内容より結論から申し上げます。
最終調整は休み過ぎないように。
カーボローディングは自分流を作り上げましょう。
それらの理由は以下の通りです。
レース1週間前
何かの本で「レース1週前はしっかり休養して疲労を抜く」という文章があったので、それをそのまんま実行しました。
しかし、その捉え方(解釈)を大きく間違えたようで、本番で痛い目に遭うのでした。
レースは25㎞を過ぎたくらいで徐々にペースダウン。
2時間40分には程遠い、2時間46分台でゴールしました。
失敗した主な理由は、
①練習量を落とし過ぎた(月・水・金だけJOG30~40分のみ)
②月~水まで炭水化物をほぼ摂らない
③休養した日が多いのに食べ過ぎて体重増
当時は知識も経験も無かったので、本に書いてある情報をそのまま実行したのですが、
今振り返ると、自分で何も考えず、ただただ誰かの言っていることを自分なりの変な解釈で実行してしまったなと笑うしかありません。
①~③の解説
①練習量を落とし過ぎた
これに関しては、ほんとムダに休み過ぎたと言いますか、JOGだけで終わってました。心肺に刺激を入れたのは2日前に1000mを1本走っただけです。
休んだおかげで脚は最初から軽かったのですが、案の定後半は脚が重くなる一方でした。
②月~水まで炭水化物をほぼ摂らない
いわゆるカーボローディング(週の前半は炭水化物を摂らず、3日前くらいから炭水化物の摂取を多くするやり方。ただ、現代は色んなやり方があるようです)をやろうとしていたのですが、これも当然初めてのことで、正しいのかどうかも分からず闇雲に取り組みました。
結果ストレスしか溜まらず、良いことは1つもありませんでした。というより、やり方が良くなかっただけですね。
③休養した日が多いのに食べ過ぎて体重増
②の続きですが、レース3日前から炭水化物を多く摂りすぎて、体重が予定より2㎏オーバーしてしまいました(笑)
カーボローディングに対する個人的な考え方
カーボローディング自体は、専門的な情報を入れるとともに、レースだけやるのではなく、練習の段階でやっておくと、本番慌てることなく取り組めると思います。
あくまでも持論ですが、日本人(特にランナーの多く)は普段から炭水化物を摂っているので(主食が米やパン)、そんなに意識しなくてもいいんじゃないかと思います。
以前、朝練で何も食べずに30~40㎞を走れたこともありますし、色々と試していって自分のリズムを優先したほうがいいと感じます。
普段やらないことをいきなりやらない
これは私の持論です(笑)
まとめ:情報は集めてもいいけど、最後は自分で考えて決めましょう
ネット上や本には、最終調整について様々な考えがありますが、
結論として何が正解とかではなく、参考程度にとらえて、自分なりの調整方法を何度か試して確立していくことが必要だと思います。
なぜなら、その時その時で調子の良し悪しがありますし、
いつも同じ練習過程で本番に臨むことは99%無いはずです。
食べ物も変わってきますし、練習パターンも、大きく言えば生活環境が変わっていることのほうが多いはずです。
前回の調整方法がうまくいったから、次レースで同じ調整をすれば好結果が出るという
保証はありません。しっかりと自分の調子を見極める感覚、客観的な評価が
必要になるでしょう。
こればかりは何度も試したり、練習の一環として出場するレースなどで
試していくのも大切です。