・ランニングでケガをしたが、どうしたらいいか分からない
・病院や治療院の先生に休養するように言われたが、中々改善しない
・出来るならば、走りながら治していきたい
上記に1つでも当てはまるコトがあれば、ぜひ当記事をお読みください。
・痛かったら休むしか方法が無いのか
・病院で「〇週間安静にしてください」と言われた
私自身もこういった思いをしてきました。
この記事を読むことで、ケガをしている時に取るべき行動がわかります。
3~4分で読み終わりますので、ぜひご一読ください。
結論:完全休養より積極的休養をしよう(※注意アリ)
完全休養は、読んで字のごとく何もせず休むことです。
積極的休養?初めて耳にされる方もいらっしゃるでしょう。
英語ではアクティブレストと言います。
この積極的休養とは、完全に体を休めるのではなく、軽めに身体を動かして血流改善を促進して、疲労を早く取り除くことです。
なぜ積極的休養なのか?
完全休養よりも身体を動かしているほうが回復が早いからこそ、積極的休養を推進しています。
ここで言う軽めに身体を動かすというのは、普段より短いランニング、補強運動、その他のスポーツ等を指しています。
野球の話になりますが、現役時代のイチロー選手もシーズン前に足をケガしたものの、トレーニングを休まずにおこない、早期復帰を果たしたのも有名な話ですね。
ただし、注意していただきたいのは、骨折や靱帯損傷など外傷等による重度のケガにおいては、積極的休養よりも完全休養が優先されることもあります。
そういった症状をお持ちの方は、ご担当の医師に必ず相談されることをオススメします。
痛みは脳で感じている

そもそも痛みとは、身体に「これ以上動いたら危険だよ!」って教えてくれる警報装置と考えてください。
嬉しいモノではありませんが、知らせて(気づかせて)くれるので、痛みって決して悪モノではありませんね。
たしかに何もしなければ痛みは消えていくことがありますし、単に痛みを消すだけならそれでも良いでしょう。
ですが、この記事を読んでいただいている方のほとんどが「痛みを消したい」のはもちろん、
それと同じくらい「痛みがあるけど何とか走れないのか?」と思われていることと思います。
人間の動きというのは、何かを感じて(触覚や聴覚などで情報を得てから)脳に伝わり、その脳から指令が出て行動に移ります。
ということは、ランニングで¨痛みを感じる¨というのは¨痛みの出る動き¨を繰り返すことによって発生していると言えます。
自分の体を100%使いこなせる人はこの世に存在しない?
表現が極端かもしれませんが、100%使いこなせるのであれば、痛みの出ない動きが完璧に出来るハズです。
大切なのは、痛みの出ない動きを身につけることです。
痛みの出る動きから出ない動きへ
ランニングによるケガは、腰、膝、ふくらはぎ、足底など、ほとんどが下半身に起きています。
その要因として考えられるのが、¨オーバーワーク=使いすぎ¨です。
私もこれまで、
・太もも、ふくらはぎの肉離れ
・腰痛
・シンスプリント
・腸脛靭帯炎(ランナー膝)
というケガを経験してきました。
同時に併発してた時期はありませんが、どれもランニング時にだけ起きていた痛みです。
「なぜ膝が痛いのか?」
「なぜ腰が痛いのか?」
これまでに述べてきたように、そこにばかり負担のかかる走り方をしていたからですね。
上半身の使い方を見直そう
ポイントは肩甲骨、体幹、股関節(骨盤)です。
肩甲骨がの動きが制限されてくると本来連動している骨盤の動きが鈍くなります。
そして、両方に関係してくるのが体幹部分。
膝は、股関節⇔膝⇔足関節(足首)が影響してきます。
例えば、膝に痛みがある際、膝そのものを診ていくことも大切ですが、
検査しても何も異常なければ、股関節の動き、さらには肩甲骨や体幹部分をチェックすることで、改善する見込みがあります。
腰痛の場合
背中の筋肉を動かして、体幹と股関節の連動を呼び起こす運動療法を紹介しています。
リンク先に解説していますが、画像がまだ出来ておりませんm(__)m
(用意出来次第、更新いたします)
膝痛の場合
これも広背筋(背中にある大きな筋肉)と股関節の連動を高める大切な運動です。
ふくらはぎや足下の痛みの場合
背中の筋肉と股関節の動きを高める運動で、足裏全体で着地する感覚が生まれます。
足裏全体で地面を捉えることで、足元にしっかりと体重が乗り、身体のバランスが良くなります。
実は膝痛時にもオススメできる運動です。
ランニング同様、習慣化が大切
ご紹介した運動をやって、すぐに改善する人もいれば、あまり変わらない人もいるでしょう。
もしくは、その時は良かったけど、時間経ったらまた痛む人も。
ランニングと同じく、身体の使い方のクセになっているので、繰り返し続けていくことが大切です。
まずは2週間、毎日(できれば)やってみてください!
まとめ
ケガはしないことが1番ですが、もししてしまっても、とにかく長引かせないことが大切です。
身体を動かせる状態であれば、完全休養よりも積極的休養で血流改善を促し、
痛みが出る動きから痛みの出ない動きを身につけることが最短の復帰になります。
何も対処せず、痛みを我慢して走り続けても長引くか最悪他の部位もケガしてしまう可能性が高くなってしまうだけです。
長くランニングを続けていくためにも、出来ることを1つ1つ積み重ねていきましょう!